戦後の貧困と罪の深淵!映画『飢餓海峡』(1965年)

内田吐夢監督による社会派推理サスペンスの傑作。昭和29年の強盗殺人事件から始まる、人間の業と愛憎のドラマ。

台風の夜に北海道で起きた強盗殺人事件。犯人の犬飼は逃亡中に貧しい娼婦・八重と出会い、一夜を過ごして大金を渡して去ります。10年後、実業家として成功した犬飼の前に恩を忘れられない八重が現れたことから、封印された殺意と過去の罪が再び暴かれ出します。

貧困と執着が生み出した悲しい事件の全貌と、過去を隠すために狂気へと走る男の心理描写が凄まじいです。事件を追う刑事の執念と相まって、深いビターな余韻を残します。

人間の罪と執着を深く掘り下げた、重厚でビターなミステリーサスペンスを観たい方へ。

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